不動産の高額売却・買取の秘訣④土地編

隣地との境界を明確に

　まず、大きなポイントとなるのが、「隣地との境界がわかっていること」です。不動産売買取引において境界を明示するのは売主の義務です。土地の売却には正確な情報が必要となるため、「境界確認書」の有無も確認しておくといいでしょう。実際に、不動産売買取引で境界線トラブルは多々起こっています。それを防ぐためにも、隣地境界線を明確にしておく必要があります。登記簿の面積が正しいとは限りません。自分の土地の境界を知っていれば正確な面積がわかり、今後の運用計画も立てやすくなるのはもちろん、不動産会社も積極的な買取価格を提示しやすくなります。

土地はキレイな状態に

空き地は放置している間に雑草が生えたり、ゴミが捨てられていたりする場合があります。印象が良くないばかりか、雑草だらけだと広さが伝わりにくいというデメリットもあります。できれば事前に雑草やゴミなどの手入れを済ませておくことで、実際の地形もわかるうえ、買取業者や購入希望者の印象も良くなります。

土地の相場を把握しておく

建物を売却する時と同じく、土地売却の場合もその土地の価値がいくらくらいなのか、相場を調べておくといいでしょう。相場を把握することで適正価格での価格設定ができ、低くつけすぎて損をしたり、高くつけすぎて売れ残る、という失敗を防げます。国土交通省の「土地総合情報システム」を覗いてみるのも参考になるのではないでしょうか。

土地売却が得意な不動産会社を選ぶ

不動産会社にも得手不得手があります。このエリアに強い・土地売買が得意、そんな業者を見極めることが、土地を早く、高く、安心して売却するのに重要です。扱い慣れている得意分野である、という自信から高値を付けてもらいやすくもなります。

不動産会社によって特徴も査定額も異なってくるため、査定は必ず複数の不動産会社に依頼して比較するようにしましょう。「不動産買取カウンター」なら一度に複数の不動産会社に査定を依頼できるだけでなく、不動産会社の得意分野や得意エリアをチェックすることも可能です。同エリアの土地売買を得意とする不動産会社の中から、一番適正で高額な査定をしてくれる会社を簡単に探すことができますよ。

必要書類を準備しておく

不動産売却における様々な手続きをスムーズに進めるためには、事前に必要な書類を用意しておくことが望ましいでしょう。売却に必要な書類や資料としては、本人確認用の「身分証明書」「実印」「印鑑証明書」「住民票」、登記の際に必要となる「登記権利書」または「登記識別情報」、税額確認のための「固定資産税納税通知書」「固定資産税評価証明書」などです。権利関係が複雑だったり、境界がはっきりしなかったり、という場合は時間がかかることもあるため、余裕をもって準備しておくほうが安心です。