首都圏既存戸建て価格、1月は反転上昇

　（株）東京カンテイは9日、2023年1月の主要都市圏・主要都市における中古（既存）一戸建て住宅の価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100〜300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内で、土地・建物とも所有権の物件。
　首都圏の平均価格は3,977万円（前月比2.1％上昇）と反転上昇。東京都が6,493万円（同9.7％上昇）と大幅上昇したため、ただし、神奈川県は4,084万円（同2.9％下落）、千葉県は2,671万円（同3.6％下落）、埼玉県は2,868万円（同4.5％下落）といずれも下落。首都圏全体では、価格は強含みと言えない状況となっている。
　近畿圏は2,858万円（同0.0％下落）。都県別では、大阪府が3,244万円（同4.2％上昇）と2ヵ月連続上昇。兵庫県も3,060万円（同4.9％上昇）と3ヵ月連続で上昇した。京都府は3,321万円（同1.7％下落）と3ヵ月連続で下落している。
　中部圏は2,430万円（同2.2％下落）と反転下落。愛知県も3,053万円（同1.7％下落）と4ヵ月ぶりに下落した。
　宮城県は2,640万円（同7.9％下落）と反転下落。福岡県は2,240万円（同1.4％上昇）と3ヵ月ぶりに上昇した。