20・30歳代の情報収集、「動画サイト」が過半に
(株)And Do ホールディングスは5日、「不動産売却・購入に関するインターネット調査」の結果を発表した。不動産を売却および購入したことがある全国の20歳以上のユーザーを対象に、2022年12月14日〜23年1月3日の期間アンケート調査を実施。有効回答数は2,219人。
「売却を決めた不動産会社の選定理由」の1位は、20歳代、30歳代、60歳代以上が「地元に強いと感じた」、40歳代、50歳代が「担当者が信頼できた」という結果となった。20・30・40歳代はいずれも2位が「対応スピードが速い」となっており、スピード感を重視する傾向が見て取れた。また、40・50歳代は「査定額が高かった」も上位にランクインしており、実利を重視する傾向も強いことが分かった。60歳代は「大手だから」という理由が唯一上位に挙がった年代であり、会社や担当者への信頼度を重視する傾向が強い。
「不動産売却に関する情報収集」の方法も、年代で変化している。20歳代、30歳代は「YouTubeなどの動画サイト」が50%以上を占め1位。2位は「Twitter」で、3位は20歳代が「Instagram」、30歳代が「ネット検索」だった。40歳代になると、1位「ネット検索」、2位「YouTubeなどの動画サイト」と、ここまでは20・30歳代同様にインターネットやSNSを活用している傾向が見て取れるが、3位は「Twitter」と「口コミ」が同数であった。50歳代は、1位が「ネット検索」、2位が「特にない」、60歳代以上は1位が「特にない」、2位が「ネット検索」と、インターネットを活用した情報収集を行なっている一方、それ以下の年代では上位に入らなかった「特にない」が登場した点が特徴的だった。
「不動産購入に関する情報収集」の手段としても、各年代「ネット検索」が最多。その他、どの年代も「ポストに投函されるチラシ」、「口コミ」といったオフラインでの情報収集も行なっていることが分かった。
「売却にかかる期間」、年代が高くなればなるほど長期化する傾向。20歳代では88.6%、30歳代では80.1%が1年未満で売却しているが、40歳代は69.6%、50歳代は61.2%、60歳代は60.3%にとどまる。 「購入にかかった期間」も、50歳代、60歳代は他の年代に比べ長期化する傾向にあった。
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