札幌の分譲マンション価格、強含みで推移
(株)東京カンテイは9日、「東北地方・北海道の不動産市場徹底研究」と題したレポートを発表した。2022年2月に同社東北支店を開業したのに伴い、仙台市と札幌市の市場調査を実施した。
仙台市の21年の新築マンション平均坪単価は198万5,000万円(前年比23.5%下落)。12年以降の新築マンション供給動向をみると、12年の平均坪単価140万2,000円から、16年の198万9,000円まで急上昇して以降、200万円前後で推移している。前年は坪単価が高くなる傾向がある小規模物件の供給が影響したものの、16年以降は200万円前後で推移。21年については19年と同水準となった。 平均専有面積については12年の76.42平方メートル以降、20年の62.52平方メートル以外は各年とも70平方メートル半ばで安定推移している。21年は74.39平方メートル(同18.9%増)。
仙台市の既存マンションについては、21年の平均坪単価は106万8,000円(同8.6%上昇)。新築マンションの供給減によって既存マンション需要が強まっていることを反映している。平均専有面積は70平方メートル強で安定推移。
札幌市の新築マンションはグロス価格が3,900万円前後で安定して推移しているものの、平均専有面積が縮小を続けており、それに伴って平均坪単価は上昇傾向となっている。平均専有面積は12年の82.96平方メートルから徐々に縮小を続け、18年に69.63平方メートルと70平方メートル割れ。以降3年連続60平方メートル台となり、21年は68.24平方メートル(同5.9%増)となった。 平均坪単価は12年の117万3,000円以降、上昇傾向で推移。21年は192万3,000円(同6.8%上昇)となり、直近10年で最高値をなった。「専有面積の縮小は、投資・セカンドハウス需要の高まりが要因。再開発案件も多いことから、今後も価格は強含みで推移すると見込まれる」(同社)とした。
既存マンションについては、平均専有面積が過去10年は77平方メートル前後で安定推移。21年の平均坪単価は90万3,000円(同11.2%上昇)。仙台市と同様に需要の高まりを受けて坪単価は上昇傾向で推移している。
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